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玄米で健康

 日本人は昔から温暖で降雨量が豊かで、肥沃な土壌の国に住み、米や芋などの多彩な農作物を食して来た筈です。
しかし明治以来、西洋化と共に肉や牛乳を食す事で西洋人のような体格になれると錯覚して、パン中心の洋食を奨励する一方で、米中心の和食を軽く見るようになってしまいました。
 しかしこの政策が悪かったのではないでしょうか。ヨーロッパは寒冷で土壌が痩せていたので、小麦中心とした貧しい食生活でした。小麦は畑作で隔年でないと作付けできないので、生産量が限られるからです。そこでヨーロッパでは越冬の為に秋に豚を処分して、肉を薫製にしてハムやソーセージなどの保存食にしたり、牛乳をチーズにして保存するなどして、穀物の主食不足を補わざるを得なかったようです。その結果酪農中心の肉食文化になってしまったのでしょう。同時に動物相手の狩猟民族は、民族や国の間での戦争や個人間の闘争が多かったのではないでしょうか。またそんな攻撃的な歴史が筋骨格を鍛える多様なスポーツを発達させたのでしょう。
 また肉や乳製品を使った料理を多様化する為に、香辛料や嗜好品や食料を求めて大航海時代に植民地政策を取ったのではないかと想像できます。開国後の日本人は、西欧諸国の文化に触れると、進んだ文化と強靱な体格に驚くと共に、西洋食文化に変えようと誤った政策に暴走してしまったと言えそうです。

 日本やアジア諸国は温暖で水に富んだ国々で稲作が中心です。米は水田から毎年安定に大量に生育される優れた穀物なのです。

 米といえばデンプン(炭水化物)が胚乳の部分を占めますが、周囲の糠(ぬか)や胚芽には日本人の健康を支えて来たビタミンやミネラルなどの栄養素を豊富に含んでいます。最近では美味しいので100%精米した白米を好むようになっていますが、貧しかった頃の日本では、5分付きなどの胚芽米や玄米が食べられていました。
 江戸時代に富豪が白米を食べ出した頃に、脚気が多発した事が記されています。日本人の健康がいかに米糠の栄養で支えられていたかが伺えます。

玄米に含まれる主な成分と特徴(玄米の話より)

ビタミンB1
  炭水化物(糖質)の代謝と関係が深く、消化吸収を助けるので、主食として炭水化物を多くとる日本人には特に大切なビタミンです。不足すると、脚気、眠く疲れやすい、胃腸が弱る、便秘、不眠症、神経質。
  ※白米・白パン・うどん・砂糖・いも類を沢山食べる日本人は不足しやすい。
ビタミンB2
  成長を促進。不足すると、口角炎、舌炎、白内障。ビタミンB1と共にあるのでビタミンB1をとっていれば心配ない。
ビタミンB6
  脳細胞の賦活作用を助けるので頭の働きには大切。不足すると筋肉緊張低下、アレルギーじんましん、しもやけ。
ビタミンB12
  貧血防止ビタミン。腸が丈夫な人は腸がつくる。
ビタミンE
  若返りと妊娠・出産に関係するビタミン。ビタミンAを守り、脂肪の酸化防止に役立つ、酸化すると血液が汚れ肝臓が疲れ、皮膚が黒くなる。
ミネラル
  骨や歯をつくる。血液や体液の中にあって中性に保ったり、神経の作用に関係している。
その他 ガンマーオリザノール、イノシトール、フイチン酸など

 そこで飽食の時代ですが、敢えて玄米か胚芽米にされる事をお勧めします。

 問題は玄米や胚芽米には有害性(アク)が有る事です。糠とか胚芽には、虫に食われまいとして毒性を張っています。玄米にもコクゾウ虫が付くそうですが、玄米を食べるのではなく卵を産み付ける害のようです。玄米を食べる虫はいないので、何千年も前の そこで敏感な人は、玄米は「まずい」とか「嫌い」と感じたり、「腹を壊す」などの症状が出てしまうのです。
 しかし甚深ミミョウがあれば糠と胚芽の毒性が消えますので、美味しく感じられ、しかも体に異常を起こす事なく食べ続ける事ができると思います。

 胚芽米より玄米の方が糠が残っているので、栄養価は高いと言えます。しかし玄米の炊き方は胚芽米より面倒なのと、繊維質なので一層よく噛む必要があります。栄養価はやや低くなりますが、炊きやすさを取るなら胚芽米でも良いと言えます。


 我が家では発芽玄米を食べています。発芽玄米も店頭に売っていますが、玄米に比べると2倍の価格をしています。このコスト差は、玄米を発芽させて乾燥させる手間のようです。しかし発芽玄米は自宅で簡単に玄米から作る事ができるので、我が家では玄米を買って発芽玄米にして食べています。

●我が家の発芽玄米作り;3合の玄米をよく洗い、水に浸します。
条件1、浸す時間;発芽玄米にするには24時間浸す必要があります。
    約12時間後に一部に発芽が起こり、24時間で100%が発芽します。
    (玄米として炊くのなら、12時間で充分です。)
条件2、設定温度;約40℃に保つ必要があります。
条件3、水の交換;12時間後から発芽が始まると、水面に泡が出て臭いが湧きます。
    約4時間間隔で水と交換する必要があります。

●炊き方;24時間経って発芽玄米になった米を、圧力鍋で炊きます。
    水の量 米の量の1.1倍。3cm径で3cm長の備長炭を入れて炊く。加熱時間 20分

 日本人の体に合った玄米中心の食生活に戻すと、甚深ミミョウで玄米の無害化との相乗効果で、思いのほか体調が改善する事でしょう。参考にして下さい。


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